ロサンゼルス近郊の無人島 キツネ編
以前に紹介しましたが、チャネル諸島(チャンネル諸島、Channel Islands)は北米のガラパゴスとも呼ばれ、太平洋に浮かぶロサンゼルス近郊の巨大な無人島です。今回は追加として、チャネル諸島固有種のキツネについてのみ、焦点を当てて話そうと思います。アクセス方法や島の探索については、以前の記事(移動編と散策編)を参考にしてください。
シマハイイロギツネ
シマハイイロギツネ(Urocyon littoralis)は、世界中でもチャネル諸島にしかいない独自の進化を遂げたキツネです。
チャネル諸島固有種
チャネル諸島の8島の中で、サンタクルス島やサンタローザ島、サンミゲル島などの6島で見ることができます。とくに大きなサンタクルス島には、約千匹が確認されているようです。また各島でも独自の進化を遂げているため、しっぽや鼻の長さなどが少しずつ違っているらしいですよ。あと灰色だけでなく、首や尻尾のあたりを中心に茶色が混じっているのが特徴です。
キツネのサイズ
一見普通のキツネのように見えますが、アメリカ本土にいるハイイロギツネと比べて小さく、体長は50cm程度なので、ネコよりも小さいぐらいです。
キツネを目撃できる場所
昼間に島を散策しましたが、全く出会えませんでした。しかし帰ろうとしたサンタクルス島へのクルーズが到着する場所の近くで、とうとう出会うことができました。後で調べたところ、サンタクルス島のスコーピオンと呼ばれるクルーズ到着地点とそばにあるキャンプ場を結ぶエリアで、よく目撃されているようです。よって島中を探しまわるより、クルーズが到着する湾付近の方が見られる確率が高いです。観光客の落とした食べ物を探しやすいためかもしれません。
動き回るキツネ
本土のキツネは夜行性ですが、シマハイイロギツネは日中でも自由に島を歩いています。
あくびするキツネ
あくびしていました。可愛らしいですね。
子供のキツネ
キツネを見つけたので少し後を追ってみたところ、小さい子供のキツネもいました。他にも数匹いたので、多分家族ですね。
中米にもいたそっくりなキツネ
ちなみに中米のベリーズやグアテマラにあるマヤ文明の遺跡内でも、そっくりのキツネを見かけました。写真はベリーズにいる野生動物のみを紹介している、ベリーズ動物園にいたキツネです。チャネル諸島固有種と比べると、青白い印象を受けます。
アクセス方法
ロサンゼルスから電車かバスでベンチュラまで行きます。そこでクルーズツアーに参加します。
ベストシーズンや気候
3月から11月まで観光できます。冬はクルーズが出ていません。
治安について
海沿いの崖には柵がないため注意してください。食料は全て自分で持って行く必要があります。何かあれば島にいるレンジャーに助けを求めてください。
周辺の観光スポット
ベンチュラからサンタバーバラまで電車で40分
ベンチュラからロサンゼルスのダウンタウンまで電車で2時間
ロサンゼルスの近くにある無人島チャネル諸島に住む、ここでしか見られないキツネを紹介しました。無人島を満喫していて、忘れたころに突然現れると思いますよ。
訪問ありがとうございました。
みなさまの応援が励みになります。
シマハイイロギツネ
シマハイイロギツネ(Urocyon littoralis)は、世界中でもチャネル諸島にしかいない独自の進化を遂げたキツネです。
チャネル諸島固有種
チャネル諸島の8島の中で、サンタクルス島やサンタローザ島、サンミゲル島などの6島で見ることができます。とくに大きなサンタクルス島には、約千匹が確認されているようです。また各島でも独自の進化を遂げているため、しっぽや鼻の長さなどが少しずつ違っているらしいですよ。あと灰色だけでなく、首や尻尾のあたりを中心に茶色が混じっているのが特徴です。
キツネのサイズ
一見普通のキツネのように見えますが、アメリカ本土にいるハイイロギツネと比べて小さく、体長は50cm程度なので、ネコよりも小さいぐらいです。
キツネを目撃できる場所
昼間に島を散策しましたが、全く出会えませんでした。しかし帰ろうとしたサンタクルス島へのクルーズが到着する場所の近くで、とうとう出会うことができました。後で調べたところ、サンタクルス島のスコーピオンと呼ばれるクルーズ到着地点とそばにあるキャンプ場を結ぶエリアで、よく目撃されているようです。よって島中を探しまわるより、クルーズが到着する湾付近の方が見られる確率が高いです。観光客の落とした食べ物を探しやすいためかもしれません。
動き回るキツネ
本土のキツネは夜行性ですが、シマハイイロギツネは日中でも自由に島を歩いています。
あくびするキツネ
あくびしていました。可愛らしいですね。
子供のキツネ
キツネを見つけたので少し後を追ってみたところ、小さい子供のキツネもいました。他にも数匹いたので、多分家族ですね。
中米にもいたそっくりなキツネ
ちなみに中米のベリーズやグアテマラにあるマヤ文明の遺跡内でも、そっくりのキツネを見かけました。写真はベリーズにいる野生動物のみを紹介している、ベリーズ動物園にいたキツネです。チャネル諸島固有種と比べると、青白い印象を受けます。
アクセス方法
ロサンゼルスから電車かバスでベンチュラまで行きます。そこでクルーズツアーに参加します。
ベストシーズンや気候
3月から11月まで観光できます。冬はクルーズが出ていません。
治安について
海沿いの崖には柵がないため注意してください。食料は全て自分で持って行く必要があります。何かあれば島にいるレンジャーに助けを求めてください。
周辺の観光スポット
ベンチュラからサンタバーバラまで電車で40分
ベンチュラからロサンゼルスのダウンタウンまで電車で2時間
ロサンゼルスの近くにある無人島チャネル諸島に住む、ここでしか見られないキツネを紹介しました。無人島を満喫していて、忘れたころに突然現れると思いますよ。
訪問ありがとうございました。
みなさまの応援が励みになります。
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コメント
管理人のみ閲覧できます
2017-07-17 08:41 編集
Re: はじめまして。
行かれる方の海外経験はどれぐらいなのでしょうか。もし海外の有名な観光地や都市部だけしか訪れたことがないのであれば、やめたほうが賢明です。ヒッチハイクという行為自体の危険性や難易度もありますが、アメリカの中部はどこでも周辺100kmほど何もないことや、熊などの野生動物との遭遇、時間帯や都市や通り一つで危険度が全く違うことなど、アジアやヨーロッパとの様々な違いを熟知しておく必要があります。身近にヒッチハイクを経験した人はいないのですが、ロスからトロントまで車で休みなしで走っても40時間ぐらいなので、どれぐらい日数がかかるか予定が立てられません。1ヶ月ぐらいでしょうか。
ただアメリカを横断することは非常におすすめです。個人的にはバスを乗り継いで行くか、もし日本で運転の経験が少しでもあればレンタカーで横断する方が、安全で予定も立てやすいです。ヒッチハイクと比べれば費用がかかりますが、日数の節約や難易度、トラブルや命の保険と考えれば安いです。自由に行きたい観光地にも寄ることができますし、そもそもアメリカの道は真っ直ぐで何もないので、日本でペーパードライバーでも運転しやすいです。実際レンタカーでの横断経験者は多く、より気軽に楽しめると思いますよ。あといずれにしてもお一人ではなく、2人以上の方がトラブルを回避しやすいですね。
お役に立てたかわかりませんが、もし何か疑問に思うことがあれば、追加で遠慮なく聞いてくださいね。
2017-07-18 03:07 いさか URL 編集
おはようございます。
息子に伝えます。
全く経験のない大学生の一人旅です。
夏休みを利用しますので、1月程度滞在するようです。
怖いもの知らずな息子で心配です。
2017-07-18 07:54 Miyu URL 編集
Re: おはようございます。
2017-07-19 02:25 いさか URL 編集
おはようございます。
いさかさんのブログを息子に教えておきました。
安全な方法で旅をすると信じて。
適切なアドバイスをありがとうございました。
2017-08-01 06:30 Miyu URL 編集
Re: おはようございます。
2017-08-01 07:00 いさか URL 編集